はだしのゲン、クランクアップしました。
思い返せば６月の初旬から約２ヶ月間、私はこのドラマにどっぷりと漬かっておりました。
いいえ・・漬からなければ、誠心誠意集中しなければ、表現しきれないほど重たい内容だったということなのでしょう。

もちろんどの作品にも大変な集中力を必要とします。
けれど、この作品は、私が今まで出会ったどの作品よりも、
「生きる」ということ、そして絶対に繰り返してはいけない「戦争」に対して・・
本当に深く考えさせてくれました。

忘れてはいけないのは、これは、実話であるということ。
たった６０数年前の、日本で起きた本当の話であるということ。

どうぞご家族で、ご覧下さい。
おじいちゃんおばあちゃんからお孫さんまで・・・。

撮影が終わってこうして写真を眺めていると、大変だった日々がよみがえってきます。

廉君も悠貴君も、本当によく頑張りました！

君たちがキラキラしていることがこのドラマの素晴らしさだと、ほんとに思います。

このドラマを通じて、家族の素晴らしさ、平和の素晴らしさ、そして、
未来を生きる子供たちに、大人は何を出来るのか・・を考えていただけたらと思います。

あぁ、なんだか優等生みたいな文章だなあ。
でも、本当にそう思うのです。

今はゆるゆると、疲れが体から出て行くのを見守っている私です。

少しやすんで、次に行きます。

皆様も素敵な夏を。冷房かけすぎないで・・・。

石田ゆり子