Staff´s Report

#81

December 5th, 2014

映画『悼む人』完成報告会見レポート

 みなさんお久しぶりです。シャオメイでございます。気がつけばもう師走。2014年もそろそろ終わりとなってしまいました。風邪やインフルエンザ、胃腸炎なども流行っているようですので、みなさんくれぐれもご自愛くださいね。
 今日は来年公開の映画『悼む人』の完成報告会見の様子をお届けします。人気作家・天童荒太氏の直木賞受賞作品を完全映画化した今作は、亡くなった人を悼みながら旅を続ける青年・静人と、彼と出会うことで「生」と「死」について深く向き合っていく人々を描いた作品です。
去る12月1日、都内で行われた完成報告会見には、いしらさんのほか、主演の高良健吾さんをはじめとする豪華キャストのみなさん、この原作の舞台化も手掛けた堤幸彦監督、そして原作者の天童荒太氏が出席。
 静人と旅をすることになる奈義倖世(なぎ・ゆきよ)を演じるいしらさんは、「私はこの原作を読んで、この作品が映像化されるならば絶対にかかわりたいと自分から立候補しました。その願いが叶い、この役を演じることになったのですが、最初は本当に自分ができるのかと思う日々でした。そして、とにかく全身全霊で、集中して演じきるしかないという思いで現場に入ったのですが、私はそこにいるだけで、この奈義倖世という役にしてもらえるような本当に素晴らしいチームでした。高良さんが演じる静人と歩きながら、こういう人っているかもしれない...と思うくらい高良さんが本当に静人を体現していたので、倖世の気持ちがよくわかりました。私はこの作品に携わることができて本当に幸せだと思っています。心から感謝しています。一人でも多くの方に観ていただきたいと思っています」とコメント。「2014年を振り返って、どんな年だったか?」という取材陣からの質問にも「この作品が映像化され、撮影が始まり終わったということを思い出すと思います」と答えるほど、思い入れのある作品となったようです。
 いしらさんが演じる倖世は、夫を自らの手で殺した辛い過去を持つ女性。夫の亡霊に苦しむ彼女は、殺害現場で夫を悼む静人と出会います。救いを求めて静人の旅に同行することにした倖世は、なぜ夫を殺したのか...? 旅の途中でその理由も明らかになっていきます。コメントにあったように、いしらさんが全身全霊で演じきった倖世。彼女は夫の死から解放され、生きる意味を見つけることはできるのでしょうか?
 「人類の宝となる作品」と天童氏が大絶賛する映画『悼む人』の公開は、来年2月14日(土)。ぜひスクリーンでいしらさんの熱演をご覧ください。以上、シャオメイがお伝えしました!

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