Staff´s Report

#101

October 10th, 2019

映画『マチネの終わりに』完成披露試写会レポート

 みなさん、こんにちは。シャオメイでございます。10月に入り、朝晩グッと気温が下がるようになりました。季節の変わり目、くれぐれもご自愛くださいね。

 さて、本日は先日行われた、いしらさん出演の映画『マチネの終わりに』の完成披露試写会の様子をお伝えします。この作品は、芥川賞作家・平野啓一郎氏による同名小説。東京・ニューヨーク・パリを舞台に、音楽家の男性とジャーナリストの女性が出会い、悩み、そして愛した運命の6年間を描いた、大人のラブストーリーです。音楽家・蒔野聡史を福山雅治さん、そして、蒔野と惹かれ合うフランスの通信社に勤務するジャーナリスト・小峰洋子(こみね・ようこ)を我らがいしらさんが演じています。

 当日は、主演の福山さん、いしらさんをはじめとする豪華キャストのみなさんと西谷弘監督が集結。出演者のみなさんが客席の間を通って登場し、会場の真ん中に作られた舞台に登壇すると、会場からは大きな拍手と歓声が上がり、熱気に包まれました。

 スクリーン前の舞台に移動した後は、フォトセッションに続き、一言ずつごあいさつ。マイクを握ったいしらさんは、「本当に待ちに待ったこの日がやってまいりました。ちょうど一年前、去年の今頃、みんなで一生懸命撮影をしていました。とても素敵な映画になっていると思いますので、ぜひ楽しんでください」とごあいさつ。

 また、福山さんとの共演について聞かれたいしらさんが、「福山さんとは同い年なんです。25年前にとあるコマーシャルでご一緒して以来、ドラマでも映画でもお会いしたことがなく、この作品で福山さんと一緒になることになっていたんだなと感無量でした」と話すと、福山さんも「運命だったんですね」と語り、「僕の中での洋子は最初から石田さんをイメージして読んでいたので、早く洋子に会いたいと思いながら、“OH!洋子”という思いで読んでいました」と打ち明け、会場は大盛り上がり(ニューヨークのシーンがあるので、オノヨーコにかけたそうです)。

 そして、今回は上映前の舞台あいさつに加え、上映後のカーテンコールも行われました。エンディングロールが流れ、拍手が鳴りやまぬ中、ステージ上に出演者のみなさんがサプライズ登場すると、会場はスタンディングオベーション。上映前にはネタバレになるため話せなかった撮影秘話が飛び出したり、出演者のみなさんがお互いの役について突っ込み合ったり、観客のみなさんから直接感想を伺ったりと、盛りだくさんの内容に会場は沸きに沸き、楽しいひと時となりました。

 その後、いしらさんに映画についてお話を伺うと、「元々、原作の大ファンだったので、洋子さんという素敵な女性を演じることができて感無量ですし、すごく幸せでした。ただ、彼女はジャーナリストで語学が堪能という設定で、特にフランス語のシーンは専門用語が多かったので、本当に大変でした。でもパリの撮影で16泊もして、暮らしているようにパリでの日々を送ることができたり、現地の俳優さんやスタッフと一緒に仕事ができて、本当にいい経験になりました。この作品は、観る人一人ひとりによって感想は様々だと思うんです。原作を読んでいる方も読んでいない方も、映画は映画として楽しんでいただけたらと思います。二時間、素敵な音楽を聴きながら、異国に行ったような気持ちになれるという感想をよく聞くので、ぜひ映画館でご覧ください」と話してくれました。実はまだまだお話を伺っているのですが、それはまた次回のスタッフレポートでお伝えしますので、お楽しみに!

 切ない大人のラブストーリーは、いしらさんがおっしゃるように観る人それぞれの感想があると思います。ネタバレになってしまうので、シャオメイの感想も詳しく書けないのが残念ですが、ぜひ大スクリーンで美しい映像と音楽を堪能してください。来月11月1日(金)の公開をお楽しみに。以上、シャオメイがお伝えしました!

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